官能小説・エロ小説(約 5 分で読了)
【高評価】おしとやかな彼女は、酒乱で淫乱だった。
投稿:2022-05-12 11:18:30
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※2022年04月19日:不具合を修正しました。
本文
「私ね、、ちょっとだけエッチなところがあるんだ...。高木さんは?」
「え!え!??」
オレは一瞬、彼女が何を言ってるのか分からなかった。
「だから、、私ってエッチなの。高木さんもそうでしょ?」
「あ、あ、ああ、、男だからね。人並みにはスケベだよ。アハハ!」
あの穏やかで静かな彼女の口から“私ってエッチなの”なんて言葉が出てくるとは...。耳を疑ってしまう。
「人並みって意味が分からない。具体的に高木さんって、どのくらいエッチなの?いつもいやらしいことばかり考えているのかしら?」
尚も彼女はしつこい。
とろ~~んとした目で、オレの顔を真っ直ぐ見つめる。
「いつもってわけじゃないけど...。」
「わけじゃないけど、何なの?」
くどい!と、思った。
静かなバーだった。
彼女とデートするのはこれで4~5回目だと思うが、いつもは映画へ行ったり軽い食事をするだけだった。勿論肉体関係はなく、いい歳してシャイなオレは手も握れない。
その日は彼女と初めてお酒を飲みに行った。真面目で大人しい彼女は、酒場みたいなザワザワしたところは嫌いなのでは?と思ったが、意外にもお酒は好きだと言う。
最初に行ったのは、小ぎれいな和風の酒場。オレ行きつけの店だ。彼女は気に入ったようで、出された料理を美味しい、美味しい!と褒めてくれる。
誘ったオレとしては、彼女が喜んでくれてとても嬉しい。男冥利に尽きる。
意外だった。否、驚いたと言った方が正しいかもしれない。彼女は呆れるくらいよく飲むのだ。酒好きのオレより飲むかもしれない。
いつもは無口でオレの聞き役になる彼女が、飲むほどに饒舌になる。レモンサワー(オレは生ビール)から日本酒に変わる頃には結構酔っていたようだ。
酔った彼女を見て(今夜は彼女とラブホに行けるかもしれない...)なんて、不心得なことが頭にちらついた。
それにしても、酒が入るとよく喋りよく笑う。こっちが引いてしまう程だ。でも、良い家庭で育ったのだろう。いくら酔っても品の良さは崩さない。
店を出ると、満足した彼女はいきなりオレに寄り添ってきた。腰に手をまわし、身体が密着する。オレもドキドキしながら彼女の肩に手をまわした。
「送っていこうか?それとも...」
「まだまだ夜は早いわ。今度は私の知ってるところへ付き合って。」
そして、冒頭で述べた静かなバーへ彼女に連れて来られたってわけ。
表通りから路地奥にある、目立たないが静かで雰囲気のあるバーだ。
「あ、野口さん久しぶり!」
バーのマスターらしき50過ぎと思われる紳士が、カウンターの中から彼女に声をかける。顔見知りのようだ。ちなみに、彼女の名は野口真理亜という。
「へえ~!野口さん、こんなシャレた店を知ってるんだ?意外だね...」
盛んに感心してみせると、彼女も満足そうに明るい笑顔を見せてくれる。お世辞でなく本当にシャレている。
店内は他に2~3のカップル、カウンターには年配の紳士が一人静かに飲んでいる。BGMはジャズだ。
オレと彼女はカウンターの端に腰掛ける。彼女はオシャレなカクテルを頼んでいるが、オレはこういう店で何を頼んでいいか分からない。
「マスター、彼にはウォッカソーダでもやってくれる。それから...」
生ハム?それに、バゲットにクリームチーズ、ミニトマト、オリーブオイル、バジル等が入っている食べ物が出てきた。いつも安酒場でチューハイに焼き鳥ばかりのオレにとってはオシャレ過ぎて落ち着かない。
私、エッチなの。高木さんは?
そんな話になったのは一時間程経った頃だった。下ネタをふってこられるのは嫌ではなかったが、日頃のおしとやかな彼女を思うと、どう答えていいか分からない。言葉を選ぶ。
彼女がトイレに立った。
その頃になるとかなり酔っていて、足元も覚束ない。ふらふらと身体を左右に揺らしながらトイレの方へ向かう。
「かなり酔っているようですが、どこかで飲んでから来られたのですか?」
マスターが彼女の後ろ姿を見ながらそう聞いてきた。
「ええ、、和風居酒屋で。ちょっと飲み過ぎたみたいですね...」
「こんなことを言うのもなんですが、あまり彼女に飲ませない方がいいですよ。すいません、忠告として...」
忠告として?マスターに聞こうとしたところに、彼女が戻ってきた。
「さあ!さっきの話の続き!」
席に戻ると同時に、彼女はオレに抱きつく勢いで身体を寄せてきた。彼女の豊満な胸がオレの身体に密着した。
彼女は呂律がまわっていない。何を言っているのか?益々分からなくなってきた。マスターが意味ありげに静かな笑み浮かべオレに目を送る。
「あ!トイレに忘れ物しちゃった。」
彼女はトイレの方へふらふらと戻る。その後ろ姿を見て、オレはギョッとした。な、な、なんだ!何だ?!
彼女の紺のタイトスカート、その後ろファスナーが全開している。パンツが丸見え。スカートがずり落ちそうだ。
「マ、マ、マスターどうしよう?」
マスターに助けを求めるも、マスターも絶句している。
(トイレで気付いて直してくればいいけど、あの酔い方じゃ無理だろうな。あのまま戻ってきたら、恥ずかしくないように、そっと教えよう)
そんなことを考えていると、彼女はドタドタと小走りで戻ってきた。
「高木さあ~~ん!」
彼女は大声で手を振りながら、頼りない足取りで小走りに戻ってくる。誰の目にも、彼女がハイテンションの酩酊状態であることが分かる。
あんな状態で走ったら危ないぞ、そう思った次の瞬間だった。
目の前で彼女のスカートがずり落ちると、それは足下にまで落ち、それに躓いた彼女は前のめりに倒れた。
白パンツ丸だしのお尻を上に向けて、
うつ伏せ状態の彼女がそこにある。
あわわわ!店内は騒然となった。
オレは大慌てで彼女の元に行くと助け起こそうとした。
「大丈夫か?!」
ずり落ちたスカートより、まずは、ケガをしていないかが心配だ。
「いだだだだだ...。」
彼女は苦痛の表情ながら、オレと目が合うといきなり首に手をまわしキスをしてきた。しかも、舌を押し入れる激しいものだ。
「うぐ、、うぷぷぷぷ、、」
彼女は下からオレの首をギュッと抑え唇を話そうとしない。スゴい力だ。
スカートが足首辺りまで下がり、パンツ丸だしのままなのだ。こんな恥ずかしい絵面はない。仰向けになった彼女の上にのしかかる体勢、見方によってはオレが彼女をレイプしているよう。
周囲にマスターをはじめ、二組のカップルが寄ってきた。しかし、床に転んだまま抱き合いディープキッスをしているオレたちを前に困惑している。
どうにかこうにか、やっとのことで脱出した。窒息死するかと思った。
「の、野口さん、スカート、、」
「あっ!な、なんてこと...」
彼女は今頃気付いたようで、自分の立場を知ったのか?泣き出した。
カップルで来ていた女性の一人が、彼女をトイレまで連れて行き、きちんと身繕いして戻ってきた。
「ほ、本当にありがとうございます。助かりました。」
オレはそのカップルに丁重にお礼を言うと席に戻った。彼女はカウンターに突っ伏して気持ち良さそうに眠っているようだ。
「高木さんとおっしゃいましたよね?
そろそろ終電も近いですから、野口さんをお送りした方が...」
マスターの言葉にハッとした。
こんな酔っ払って、どうやって、どこに送ればいいのか?困った。
「マスター、野口さんの家、どこだか知りませんか?」
「プライベートなことは...」
オレは彼女の腕を肩にまわして、抱えるように店を出た。
このままラブホテルにでも連れ込もうか?とも考えたが、彼女の両親は保守的で厳しいということを聞いていた。
強姦罪なんてことになったら面倒だ。
通りかかったタクシーに手を上げた。
オレの部屋に連れていくしかない。
続きは反応次第で。
夜明け前だった。そんな静寂を破るような叫び声。「ええ~!ここどこ?あれあれ~」オレはそっとドアを開けた。「野口さん、おはようございます。」「あれ!高木さん...」昨夜の修羅場。酔い潰れて正体をなくした彼女を、オレはどうしていいか分からず、自分のマンションに連れて泊めた。眠ってビクともしない彼女を、服…
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(2020年05月28日)
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