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性別あべこべカップルの、アブノーマルな日々⑨嫉妬

投稿:2022-04-26 00:35:57

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無用者◆JYdWeXk(埼玉県/30代)
最初の話

昔のことです。当時、私は食品工場で単純流れ作業の毎日を過ごしていました。まだ24才だったと思いますが、ひどい内気で女性とは満足に話すことが出来ず、彼女がいるわけもなく、風俗に通えるお金もない。当然、その時まで童貞でした。刺激のない日々。私は所謂変態です。刺激のない日々の中でも密か…

前回の話

居酒屋に入っても緊張感は収まりません。周囲の目が気になる。ギャル風の姿形は、その中身が男でなくとも充分目立つでしょうね。「なんか、、私、浮いてない?」「う~ん、、そうだな。浮いてるというより、かなり若く見えるな。イケイケの女子高生みたいだ。久子が25才の男だなんて誰も思わないだろうな。」部屋を出ると…

あの事件から一年が経った。

相変わらず彼女との共同生活は続いていたが、その関係は激変した。私が変わってしまったのだ。内気で地味だった私が、あれを境に徐々に変わると今では大きく弾けてしまったのだ。

もう、私は女装を隠さなくなった。

ミニスカートや、セクシーな服を着て平気で一人遊びに行くようになった。男たちにちやほやされるのが嬉しかった。自分自身の女としての魅力に気付いていたし自信もあった。

「久子、最近のお前派手になったな。もう少し抑えた方が...」

変わってゆく私を見ながらも、それ以上は強く言ってこない。

彼女にしてみれば、私が親に女装がバレてしまったのは、自分が乱闘騒ぎを起こしたせいだ、その前にあんな派手な格好で飲みに連れて行かなければ絡まれることもなかった、、と、自分自身を責めていたのでしょう。

確かにあれは死ぬほど恥ずかしかった。思い出すだけで叫び出したいほどです。実直で真面目に暮らしてきた父と母にしてみれば、ミニスカートを穿いて、ギャルのようにケバい化粧をした息子を目の当たりにしてどんなに驚いたことか?

両親にしてみれば、真面目で温厚な自慢の息子が、いきなりふしだらで猥褻っぽい娘に変身して現れたのです。私は両親の期待を裏切った。

女装が親に知られること、ましてやその姿を間近で視られてしまうこと、、それ以上に恥ずかしいことってあるのでしょうか?

親に視られたのだから、今更コソコソ女装してもしょうがない。あれ以上恥ずかしいことはないのだから、どうにでもなれ!そんな心境でした。

女としての私が進化していったのは、それだけが理由ではありません。

それはお互いの浮気...。

その後、彼女は大型自動車免許を取得し、先々はクレーン運転士の資格も取りたいと頑張っている。

毎日数キロのランニングと、週2~3度のジム通い筋トレを欠かさず、かなり男らしい身体付きになってきた。

そんな彼女に、可愛い彼女が出来たとの噂を耳にしたのです。

私も女になって遊びまわるうちに、男が寄ってくるようになった。平気で女装で出歩くと目撃者がいたのか?会社でも噂がたった。それでも私は気にもとめない。今の時代、下着泥棒でもしない限り、女装を理由にクビには出来ない?否、なっても構わない。

半年くらい前のこと。

彼女の浮気を巡って、ふたりの間でちょっとした諍いがありました。

「明さん。最近アナタが浮気してるって噂を耳にしたんだけど、どうなの?小柄でかわいい女の子といちゃいちゃしていたそうね?」

「い、いや、、浮気っていうか...」

「浮気っていうか、何?」

彼女は顔に出るタイプです。私に問い詰められ押し黙っている。

「じゃ、オレにも言わせてもらうぞ!お前は色っぽい格好で遊びまわり、男どもからちやほやされて、最近は調子に乗ってるんじゃないか?」

「アナタはいつか、本物の女の子の方が好きになってしまうのではないかって心配してるの。私はつまり予行演習だったわけね?」

「お前だって、最近はいくらペニバンで突いても感度が鈍くなったな。本物の生身のペニスが欲しくなってきたんじゃないか?」

売り言葉に買い言葉。

あの諍いから、ふたりの間での性行為はありません。部屋代折半の共同生活は続け、家事も分担するが“私生活はお互い無干渉”そう決めました。

そうなると、私も彼女も極端な性格。やがて、彼女は浮気を隠さなくなっていきました。

ある日のこと。

彼女は小柄な可愛らしい女の子を部屋に連れてきました。飲んだあとに連れて来たのか?酔っているようで、時間も夜11時を過ぎています。

女の子の名前は〈陽子ちゃん〉というそうで、彼女より二つ下の22才。

ブラックのセクシーなネグリジェ姿でくつろいでいる私を見て、陽子ちゃんは目を丸くしていました。

「陽子!さっきも話しただろ?この人は色っぽいけど男だから。一緒に暮らして以前は色々あったけど、今は関係ないから気にしないで」

「へぇ~男の人なんですか?私よりきれいで、ちょっと吃驚。陽子と言います。初めまして!」

それから、ふたりは私のいる前でいちゃいちゃしはじめた。

あまり気持ちの良いものではない。

彼女は陽子ちゃんを自分のベッドルームへ連れて行くと静かになった。その戸に耳を当てると、中から女同士の濡れ場なのか?クチュクチュといやらしく卑猥な音が聞こえてきたのです。

嫉妬の炎に燃えましたね。

(わざわざ部屋に連れてくるなんて、何を考えているのだろう?対抗してやろう。わたしだって...)

その日、私は同じ工場で働く後輩を仕事帰りに焼き鳥屋に誘ってみました。

彼は〈島田君〉といって、ヒョロヒョロっと背が高くシャイな22才男子。

「僕に女装趣味があるのは知ってるかな?噂になってるでしょ?」

島田君は恥ずかしそうに、その話題に触れていいのか?考えている様子。

「ええ、、会社でも噂になってます。女装姿の土居さんを、駅前のコンビニで見たっていう人も何人かいますし、最初は分からなかったけど、あれは土居さんに間違いない。スゴくきれいで目立っていたと耳にしました...」

私はスマホに保存してある女装写真の中から、特に自信のあるものを島田君に見せてやった。彼はその写真と私を見較べながらかなり驚いている様子。

「これから、僕の部屋に遊びに来ないかな?同居人いるけど気にしないで。僕の女装姿見せてあげるから...」

私は言葉巧みに島田君を誘った。

妖しくセクシーな女装写真を見せながら意味ありげな色っぽい目で誘惑した。私は男姿の時であっても、男を誘惑する術を練習していたのです。

最初は渋っていた彼でしたが、どうやら誘いに乗ってくれるようです。

「あの、、見るだけですよ...」

連れていけばどうにかなると思っていました。島田君は素直でシャイな男子なので誘惑は拒めないはず。

島田君を連れて部屋に戻ると、彼女は陽子ちゃんとキスをしていた。それも激しいディープキッスです。

「ただいま!お客様さんを連れてきたよ。一緒に働いている島田君。」

「島田君っていうの?久子の彼氏かな?永井です、初めまして。」

「あ、あ、島田です。よろしく...」

島田君は彼女と陽子ちゃんの激しいディープキッスに目を丸くしていた。彼の目には、美少年と可愛い女の子がキスをしているように見えたらしい。

事情は話してあるとはいえ、その美少年が女性であることを知り更に驚いていた。女の子同士のキスなのだから。

「じゃ、お先に!」

彼女は陽子ちゃんと共に、ベッドルームへと消えていった。

それから、私が先にシャワーを浴び、島田君にも浴びるよう言った。

「シャワー出たら、ここが僕の部屋だから、ノックして入ってきて。」

シャワー後、私の部屋に入ってきた島田君はどんなに吃驚したことだろう?

いつも工場で一緒に働いている先輩が、光沢あるピンクのセクシーなキャミナイトドレスに身を包み、悩ましいメイクで若い男を誘う娼婦のようにベッドに横たわっていたのですから。

実は、その夜が初めてでした。

同性のモノを、、否、彼女のペニバン以外のモノを受け入れたのは初めて。

日頃の彼女との性行為の成果なのか?

私のアナルは拡張され、案外スムーズに島田君のモノは挿ったのです。

コンドームも着けなかったので、私のアソコから島田君の放った白い液が溢れ出たのは感動しましたね。

隣の部屋では陽子ちゃんの激しい喘ぎ声が聞こえてきます。身体の割に大きな声が印象的です。

それに、女同士の行為は、淡白な男同士と違って執拗でしつこそうです。

「今日は無理言って悪かったね。実は僕にとって、島田君が初めての男なんだ。感じちゃったよ...」

「・・・・」

恥ずかしそうに黙っている島田君に、私は一番気になることを聞いた。

「島田君だって、女装しているとはいえ男とセックスしたの初めてでしょ?こんなオカマと気持ち悪くない?」

「ええ、、女装の人とっていうか、ボクはセックス自体が初めてで...」

「初めてにしてはうまかったね?初めての相手が僕でごめんね。」

「それは、土居さんが上手く導いてくれたから、、それにヨカったです。好きになったらどうしよう?」

島田君の童貞を奪ってしまったことに、ちょっぴり罪の意識が働いた。

翌朝。

私と彼女と陽子ちゃんと島田君は、一緒に4人で朝ご飯を食べました。

そして、島田君と陽子ちゃんは一緒に帰っていったのです。

最初は彼女に対する嫉妬、その対抗として島田君を誘惑したのですが、私は同性の生身のペニスの虜になり夢中になっていきました。

島田君との関係もしばらく続く。

そんなある日のこと。

次回を最終話にする予定です。

この話の続き

私は夜の繁華街を歩いている。近くには数件のラブホテルが立ち並んでいる。そこを赤いタイトなミニスカート姿で、私は徘徊している。「おにいさん、遊ばない?」酔っ払らい?サラリーマン風の男に声をかけてみた。男は私の全身をスケベそうな目で、舐め回すように見る。「なんだ!売春婦か?しかし、立ちんぼにしちゃ、エロ…

-終わり-
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