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【名作】ケガした女性を助けたら、驚くべき秘密があった(1/4ページ目)
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投稿:2022-10-28 19:00:55
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※2022年04月19日:不具合を修正しました。
本文(1/4ページ目)
かなり昔の話を思い出しながら書きます。
当時俺は不規則なシフトで働いてました。
日勤や夜勤や休日出勤など、休みも昼も夜もバラバラな生活。
当然、友達との時間も合わなくなってきて、空いてる時間は一人で過ごす事が多くなっていた。
とある日、郊外のショッピングモールへ行った時です。
そこは、大型店舗にテナントがたくさん入っている所ではなく、大きい駐車場を囲むように色々な店が一つ一つ建っているような感じです。
確か日曜だか祝日だったか世間的にも休みな日だったので、駐車場は爆混み。
俺は建物の真ん中にある大駐車場ではなく、ちょっと離れた第三駐車場に停めました。
そっちは店の方まで2〜3分歩くので穴場だったんです。
買い物を済ませて車に戻ろうとした時、1台の車に目が止まりました。
駐車場内の通路に対して明らかに斜めに停まっていて、これからバックで駐車するのか、それともこれから出て行くのか、そんな感じで通路を斜めに塞いでました。
しかし俺がテクテク歩いている間も、その車は斜めに通路を塞いだまま一向に動かない。
バックが下手でマゴマゴしてるって感じでもなく、ピタリと全く動かない。
運転席にはうっすら人影が見えます。
「なにやってんだろ?」
素朴な疑問でした。
俺の車はその車のさらに奥。横を通り過ぎる時に運転席をチラッと見ると女性がハンドルにつっぷしていました。
体調でも悪いのかなぁ?
声を掛けようか迷ったけど、とりあえず買い物袋を車に起きたかったのでそのまま通り過ぎました。
自分の車の所まで辿り着いてフトさっきの車を見ると、タイヤが左右に動いたり前後にカクカク動いたり‥してるけど、なんだか運転が下手とかいうレベルを超えていて、免許持ってます?運転初めてですか?みたいな。
あまりにも異常な動きだった。車の向きも一向に直ってない。
その車がどいてくれないと俺も帰れないし、ちょっと様子を見に行こう
近寄ってみると、また車は動かなくなっていてハンドルにつっぷしてる女性。
まさか体調が悪いんじゃ??と思って窓をノックしてみた。
コンコンコン「大丈夫ですかっ!?」
返事はないし、女性は動かない。
もう一度コンコンっ!「どうしました?」
女性はゆっくりと少しだけコチラを向き、運転席の窓を開けた。
「ど、どうしました?体調悪いとかですか??」
「すい‥ません‥すいま‥せん」
なんか泣いてるような、か細い震えた声でペコペコする女性。
しゃがんで目線を合わせて女性とよくよく話をしてみると、体調がわるいのではなくケガをしてて車を上手く動かせないとの事だった。
「え?右足首を怪我してんの?」
「はい‥骨にヒビが入ってまして‥」
少し角度を変えて覗いてみると、右足首にはギプスが巻いてあった。
「えぇっ??ギプスしてんじゃん?そんなでココまで運転してきたの???」
「いえ‥ここまでは‥私じゃなくて‥」
よく見ると助手席には松葉杖がある。
女性と話していると、プップーとクラクションを鳴らされてしまった。奥の方から出たい車が鳴らしていた。
「と、とりあえず俺が車動かしますよ!降りれますか?」
「すいません‥」
助手席側に周り、松葉杖をサッと取って運転席側に戻り、ドアを開けて準備してあげた。
運転席から降りる時、いつものクセだろうかまず右足から地面につく
「イタッ!」
そりゃそうだろう。
「両足をこっちに出して、左足をつかないと!」
女性は痛みで顔をしかめながらも、お尻を軸に身体を回して両足を外に出した。
この時、少し脚を広げるようになって、もうちょいでパンツが見えそうだったけど、あからさまに覗く訳にも行かず、ギリギリ見えなかった。
「良かったら肩に掴まってください」
しゃがんで近付くと
「ほんとすいません‥」
と、俺の肩に掴まり、もう片方の手を取って立たせた。
「アッっ!イッッッツ!」
片目をギュッとして痛そうにしてる
「急がないでいいですよ!ゆっくり、ゆっくり」
松葉杖を渡すと、まだ慣れていないのか、ヨチヨチしながら車から離れようとしていた。
転びそうで不安だったから、なんかあったらすぐ掴めるように肩に手を当てながら安全な所まで付き添った。
その時も「イッッッ」っと、痛そうにしていた。
俺は、待っている車にごめんねっと手でヂェスチャーをして、女性を落ち着かせながらゆっくりと端まで誘導した。
「ちょっとココで待っててくださいね!車動かしてきます!」
「はぁ‥はぁ‥すいません‥」
こんなちょっとの距離でも、慣れない松葉杖だし痛みもあるし、それだけで疲れているようだった。
ササッと車を駐車スペースに移動して、待っていた車にお辞儀して通ってもらい、女性の元へ駆け寄った。
「とりあえず車どかしましたけど‥だ、大丈夫ですか?」
「ほんとすいません‥」
女性は車に向かってヒョコヒョコと歩き出す。
あんな足で運転して帰るのか?
車を置いて帰るのだろうか?
少し見守っていたが、車の所に着いた途端に女性の動きが止まった。
あ!隣の車との距離が近すぎて松葉杖のままじゃ入って行けないのか!
そう気付いたので駆け寄ってみた。
「この隙間じゃ松葉杖で入っていけないですよね」
「はい‥もう‥なんでこんな事に‥」
女性は脇に松葉杖を当てたまま、両手で顔を覆ってシクシクと泣き出してしまった。
もう、どうしていいかわからなくなり、その場で立ち尽くしていると、女性が話しだした。
「すいませんけど、車から私のバックを取って頂けませんか?」
「え?あ、はい」
後部座席に大きめのバック、紙袋、小さいショルダーバッグがあった。
聞くと、運転は諦めて、タクシーで家に帰ると。
車は置いて行って、誰かに取りに来てもらうと。
しかし松葉杖で3つもバック持てないだろうし、ショルダーバッグだけにして他は置いて行った方がいいと言ったが、なんとかして持って帰ると聞かない。
車から出して首に掛けてあげたりしても「アゥッ」と目をつぶって痛そうにしている。
「ほら‥無理ですって!」
「でも‥」
まぁ、なにか事情があるんだろう。
こうなったら、と
「じゃぁ、俺が車で送りますよ」
「いや、そんな‥悪いです」
「だって、こんなとこでタクシー拾えないじゃん?」
国道からもだいぶ遠いし、ショッピングモールの客以外の車は通らないような片田舎にある場所なので、タクシー乗り場なんてない。
「いや、そんな迷惑は‥」
頑なに断るので面倒臭くなり、俺の車へと大きいバックと紙袋をサッサと運んで戻って
「ハイ、もうバックは俺の車ですよ?どうしますか?」ニヤリと笑う
「迷惑じゃないですか?」
「そんな事どうでもいいんで、さ、いきましょ」
俺は肩をポンと叩いて俺の車の方に誘導しようとした
「イタッッッ」
「あ!ごめん!」
急かしてしまったか。
ゆっくりゆっくりと横に連れ添い、乗りやすいように車を前に出して後部座席のドアを開ける
「後ろの方が乗りやすいでしょ!後ろ向きに立って、座るようにしたら乗れるでしょ」
転ばないように近くに寄り添い、時間は掛かったもののなんとか乗れた。
家のだいたいの場所を聞いて車を走らせると、身の上話を語り出した。
名前は瑠衣、26才、事務系のOLさん。
顔は倉科カナに似ていて凄く美人だ。
学生時代から続けている陸上競技で足首をケガしたらしい。
今朝怪我をしてしまい、ショッピングモールのすぐ裏にある整形外科に来てギプスをしたらしい。
運転は彼氏がしてくれてたんだが、彼氏から急に別れ話を切り出され、喧嘩になり、彼氏は瑠衣ちゃんを置いて帰ってしまったのだと。
ちなみに車は瑠衣ちゃんのだと。
「置いて行くなんて酷いよなぁ」
「でも‥私が悪いんです‥」
その別れ話になったあたりからまたシクシクと泣いているようだった。
運転席と後部座席での会話はなんかタクシーみたいで、和ませる為にたまに冗談を入れてみた。
「お客さん、ここ右でいいですかー?」
「あ、はいっ」
特に和む事なく普通に返されたのを覚えてる。
女性の家の目の前まで送ってしまうと家を知られるのは警戒するだろうか‥とも思ったけど、足の状況もあるので目の前まで行く事にした。
到着するとアパートだった。
そしてまさかの2階の部屋らしい‥
外階段は登れるだろうか‥
「ほんとに何から何までありがとうございました。」
何度も何度もペコペコして車を降り、階段の所まで辿り着いたけど登ろうとしない。
「の、登れますか?」
「はい!もう大丈夫です!」
いや、大丈夫そうじゃないし。
それに、バックと紙袋もあるし。
松葉杖を片手に二つ持って、手すりを掴んで登ろうとするけど、痛むのか一段も登れていない。
「肩貸しますよ!」
怪我をしてる右足側に行き、松葉杖を奪い取り、右腕を掴んで無理矢理俺の肩に回させた。
「いやっ!いいです!大丈夫です!」
「そんなんじゃいつまで経っても登れないでしょ」
瑠衣ちゃんの腰に左手を回して、支えて登ろうとすると
「イッッ!」
「あ、ごめ!ゆっくり‥まず一段ハイっ」
ヒョコっ‥「イッッッ」顔を歪めて痛そう
それから一段登るごとにイタッって顔を歪めているので
「ちょっとごめん、やっぱこの方がいいかも。我慢してね」
俺は松葉杖を階段に立て掛け、ヒョイっとお姫様抱っこをした。
「ひゃぁぁぁっ!」
瑠衣ちゃんは陸上をやってる女子らしい体型で、めちゃくちゃ細くて背も小さい。チラッと見る限り胸もAか‥あってもBくらいのスレンダー。
体重だって40kgとかそんなもん?くらいだったから、お姫様抱っこをしたってそのままスクワット出来そうなくらい余裕だった。
「お、重いでしょうから降ろしてくださいっ」
「めっちゃ軽いよ!ギプスの方が体重より重いんじゃない?笑笑」
なんて冗談を言いながらお姫様抱っこで階段を登った。
部屋の前で鍵をショルダーバックから出してもらい、抱っこしたまま鍵を開けてもらった。
お姫様抱っこと言っても、瑠衣ちゃんは俺の首に手を回していなくて、恥ずかしいのか両手で顔を覆っていたから、小さい子供を抱っこしているような状態だった。
玄関ドアを開けて、瑠衣ちゃんをゆっくり降ろして、左脚で立っててもらい、階段の松葉杖を取りに戻った。
ついでに大きいバックと紙袋も持って部屋まで行くと、瑠衣ちゃんは玄関の中に入っていて座って左足の靴を脱ごうとしていた。
「ほんとありがとうございます」
靴の紐を解いているその姿は、まさにパンチラタイム。
黒いレースのパンツがしっかりと見えている。
瑠衣ちゃんは靴を見ているから、パンツに釘付けになってる俺の視線には気付いてない。
凄いビッチリとホールドされている靴なのだろうか、紐を解いても脱ぐのに苦労している。
その間もバックと紙袋を持ったまま、待っているていでパンツを覗きまくった。
細くて白い足。それに反して黒い下着が映える。
やっと脱げたのだが、部屋の中で松葉杖をつくわけにもいかないので、瑠衣ちゃんはハイハイで中に入って行った。
白いミニスカートからは下着のラインが見えていて、黒いTバックだという事はすぐにわかった。
「ま、松葉杖ココに置くね。あとバックと紙袋!」
俺は荷物を置いて、帰ろうとした。
ラッキーパンチラもあったし。
「あ、いや、お茶でも飲んで行ってください!」
「いや、いいって!」「いえいえ、こんな暑い日にここまでしてもらってすぐ帰せないです」
ちょっとの押し問答の後、俺は上がらせてもらった。
瑠衣ちゃんはさすが陸上競技をやっているから‥なのか?左足ケンケンでキッチンからお茶を持ってきたり、茶菓子みたいなものを運んできたり、ケンケンなのに運動神経バツグンの動きだった。
「大丈夫??足痛くない?」
「ケンケンだから大丈夫です!」
さっきはちょっと動かしたらイタッッッってなってたけど、なぜか今は大丈夫らしい。
そして瑠衣ちゃんは脱衣所でサッと部屋着に着替えてしまった。上はブラウスからTシャツに。下はミニスカートの中にハーフパンツを。
そうして一人暮らし用みたいな小さいテーブルでお茶をしつつ、さっきの続きと言わんばかりに身の上話が始まった。
フラれたてホヤホヤだったからか、元彼への愚痴が凄い。
どうやら年下の彼氏だったらしく、金もないし車もないし、毎日友達と遊び回って全然構ってくれなかった‥とか
さっきは泣いてたので、よほど好きだった彼氏に酷いフラれ方をしたのかと思っていたが、話を聞いてるとなんか違う。
あの子はまだお子ちゃまだった、とか
童貞に毛が生えたような男、とか
清楚というか、純情そうに見えた瑠衣ちゃんには似合わない言葉も飛び出していた。
小一時間ほど話しただろうか、あんまり長居するのもなと思って帰る事にして、お大事に!と部屋を出ようとすると
「今度改めてちゃんとお礼をするので連絡先を教えて下さい」と言われた。
普通なら、いやいやイイって!と一度は断るのが通例だろうが、俺としてもまた会いたかったので「オッケー!」と即答した。
その後は部屋を出て車で家に帰ってきたのだが、服を脱いでる時に重要な事に気が付いた。
‥マジか‥瑠衣ちゃんの車のカギ、持ってきちゃった‥
階段を登る事やバックなどに気を取られて、カギを渡すのを忘れていたのだ。
これでは、誰かに車を取りに行ってもらうにも、カギがなけりゃ困るだろう。
電話番号を聞いといてよかった。
でも、電話をしても全然出ない。
何回か掛けたけどダメ。
後日でもいいか?と思ったけど、最初に言ったように俺は不規則な生活なので、次にいつ予定が合うかわからないので、カギを渡すのが何日も後になってしまうかもしれない。
ずっと、ショッピングモールの駐車場に停めっぱなしにしていると、不法駐車みたいな感じで警察を呼ばれてしまうかもしれないし。
もう、アレコレ考える前に車を走らせていた。
さっきのショッピングモールに辿りつき、瑠衣ちゃんの車の隣に停める。
そして瑠衣ちゃんの車に乗り、アパートまで乗って行った。
窓を見ると灯りが付いていたので、やっぱり中にはいるんだろう。
アパートの駐車場の番号は聞いていたので、その駐車スペースに車を停めて電話をしてみた。
ピリリリリリリリリリッッ
まさか‥車の中に携帯があるではないか。
さっきは電話番号を教えあった時は、俺の番号は名刺を渡していたので、すぐ携帯に打ち込むとかワンギリするとかもなく
俺は口で聞いた番号をそのまま入力したので、瑠衣ちゃんはあの時携帯がない事に気付かなかったんだろう。
そりゃ電話しても出ないわな。
そんな感じで車のカギと携帯を持って部屋に行った。
ピンポーン
「はぁい」
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(2020年05月28日)
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