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【高評価】迷ったあげく家出中のJKを保護した話⑥

投稿:2022-10-16 08:07:30

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※2022年04月19日:不具合を修正しました。

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土方 煉◆IkWDNHA
最初の話

この日は夕暮れから雨が降っていた。僕は仕事帰りに今晩の晩酌用のつまみを買いにコンビニへ寄った。駐車場に車を停めて、雨の中小走りで入口に向かおうとした時、店脇にあるゴミ捨て場で座り込む少女と出会った。少女は学校の制服を着たまま雨にうたれ、フェンスにもたれるように下を向いたまま座っていた。…

前回の話

⑤「この子は?お前まさか…」世良は瞬きする事なく、僕の目を見つめながら言った。その表情は僕に対して敵意というか軽蔑の感情が含まれているように感じた。それは日頃世良が僕に見せている顔とは違った。全身が一気に熱を帯びるのを感じる。身体中の毛穴から嫌な汗が吹き出した。単純に焦ったし、声が上手く出なかった。…

僕はインターフォンのモニターを凝視したまま動けなかった。

(なぜ彼女の父親と教員達がここに…?そもそも何で僕の家を知ってる?マンションまでならともかく部屋番号まで…)

彼女も僕と同様に固まっている。

「この人達は何でここが分かったの?何か言った?」

「ううん、大人には何も話してない」

「大人には?じゃあ友達には話したの?」

「仲が良い子だけにはね。けどたっくんの家までは教えてない。それに教えたって言っても歳上の好きな人ができたって事ぐらいで他は何も…」

彼女の表情から察するに嘘はついていないようだ。今はとにかくこの状況をどうにかしなければならない。パニックになった僕がインターフォンの通話ボタンを押そうとすると彼女がそれを制した。

「待って!…今は居留守の方が良いんじゃない?」

「何で?」

「何でって…じゃあたっくんはあの人達が素直に納得して帰るような説明ができるの?」

「うーん…」

「とにかく!今は居留守した方が良いよ。オートロックのマンションで良かった」

それからもしばらくの間チャイムは鳴りやまなかった。通常では考えられないほど鳴らされた。やましい気持ちがある僕にとってこれは恐怖以外の何ものでもなかった。

やがてチャイムが鳴りやみ、僕はモニターに録画された男達を見た。そこには三人の男が映っており、一人だけ髭面のいかにも怖そうな男がいた。僕は隣にいる彼女に聞いた。

「これお父さん?この髭の…」

僕がモニターを指差すと彼女は首を横に振り「ううん、それは生活指導の先生。お父さんはこれ」

言っちゃあなんだが、意外にも彼女が指差したのはこの三人の中で一番しょぼそうな男だった。額は年相応に薄くなりつつあるどこにでもいそうな中年男性だ。それに言われてみれば、他の二人がスーツなのに対してその男だけ私服だった。僕は思わず男と彼女を交互に見た。

「意外だ…見た目すごい普通じゃん。それに全然似てないね」

「うん、似てない。ちなみにこの眼鏡が担任」

担任もどこにでもいそうな眼鏡を掛けて頬がこけたやせ形の中年男性だった。

「そっか。それにしても驚いた。てっきり君のお父さんはもっといかつい感じの人だと思ってたよ」

「そう?お父さん見た目は結構普通だよ?背も低いしハゲだし…娘が言うのもなんだけど、男としての魅力もゼロよ」

「そんな事言っちゃだめだよ。…それにしても何でここが分かったんだろう?」

僕が言うと彼女は小さく呟いた。

「探偵…じゃない?ほら、よくあるじゃん。浮気調査とかでさ」

「まぁ、ありうるな。だけどそこまでするんだったらまず君に何度も連絡入れるだろう?それで連絡がつかなくて初めて警察なり探偵に相談するんじゃない?だけど親からは一切連絡来てないんだろ?」

「うん、来てない。だから私も探されてないって思ってたから驚いた」

「どうしようか。結構大事になってそうだけど…」

「ごめんね、私のせいで迷惑掛けちゃって…」

僕はうつ向いた彼女に優しく声を掛ける。

「瑠花ちゃんが謝る事じゃないよ。そもそも事の発端は僕が君を連れて帰ったのがいけない。連れ帰ったとしても翌日には保護者の元に返すべきだったんだよ。お父さんの所が嫌ならおばちゃんの方とかに」

「ううん、たっくんは全然悪くないよ。雨にうたれて行く所が無かった私を助けてくれたんだもん。ほんとごめん…」

しばらくの間、僕達は自分の方が悪いと謝り合った。だが、今はそんな事よりもどうやってこの状況を打破するかを考えなければならない。すると彼女がポツリと言った。

「てかさ、別にごまかさなくて良くない?私達付き合ってるのって言っちゃえば」

彼女の意見はごもっともだったが僕にはそれが少し抵抗があった。

「まぁ本当はそうだけどねぇ…僕が二十歳そこらの大学生ならそれでも良いだろうけど」

「大学生じゃなければ何で駄目なの?別にいいじゃん。恋愛に年齢は関係ないよ?」

「そうだ。もちろん君の言う通りだよ。だけど現実問題28歳の会社員と18歳の女子高生って結構キツいよ?」

「キツいって?世間体が?」

「そう。誰しもが理解してくれる事じゃないよ。恋愛に年齢は関係ないって頭で分かってても、いざ自分の身内が~とか知り合いが~ってなると拒絶したりしてしまうもんなんだ。馬鹿馬鹿しいけど大人ってそういうもんなんだよ」

「お父さんは話せば分かってくれそうだけどなぁ。わりと放任主義な家だし、好きにしろって…先生達は分かんないけどさ」

「直接話してないから何とも言えないけど…だけど先生は多分駄目だろうね。お堅い仕事だし、どちらかと言うとそういうのを阻止する側じゃん?何かとケチつけてパパ活とか援交に結びつけそうな気がする」

「たしかに。だけど先生達も私やお父さんが言えば大事にはしないでしょ?」

「まぁな。それもなかなか骨が折れそうだけど…」

僕は台所に行き、換気扇をつけてから煙草に火を点けた。ニコチンを摂取し、落ち着きを取り戻した。

「けどまぁいいか。とりあえず明日の旅行が終われば一旦家に帰りなよ。そこでお父さんと話し合いな?進路の事も含めてさ。それでも僕のせいで話がこじれるのなら次は僕が君のお父さんと話をするよ」

卑怯だが僕は彼女の父親の風貌が自分の想像を大きく下回っていた事で少し余裕を持てた。だからなるべく教員達を絡めないで話を落ち着けたかったし、あわよくば自分の出番が回ってこない事を願った。

「えっ!いいの!?」

「ん…?何が?」

「旅行行けるの!?」

「え?あ、うん。別に行けばいいじゃん。やめとく?」

「行く!」

どうやら彼女は僕が今すぐ家に帰れと言うと思ったらしい。その読みは当たっている。彼女の父親が想像通りの強面でヤバそうだと感じてたらそう言ったであろう。

それに今日は金曜日だ。基本的に土日が休みの教員が休日を返上して明日、明後日と連日ここに訪れる可能性はかなり低い。

居留守を使い、まだ顔を合わしていないのでそこからいきなり警察にバトンタッチされるという線もほぼないだろう。警察が来るなら先に来てるはずだ。

問題は彼女の父親だ。無職の父親は時間があるから独断で土日の連日と訪れて来るかもしれない。そうならないように手を打っておかなければ。そこで彼女に旅行に行く代わりに条件を付けた。

「ただし!お父さんには一旦月曜に帰るって連絡してて」

「えぇ…マジ?」

「マジだ。ここに来るぐらいだから絶対心配してる。今連絡すると不自然だから明日の朝に入れときなよ、明日でも急に連絡する事自体不自然だけどまだマシだ」

「うう、めんどーだなぁ…まぁいいけどさ」

もちろん心配してそうだから連絡をしろというのは建前で、これで父親の動きを止める事が目的だ。

ここで許さん!と逆上するような父親なら初めから彼女に何度も連絡を入れてるだろうし、僕は放任主義だと言う彼女の言葉をあてにして父親はこの申し入れをすんなり受け入れると踏んだ。

「さあ飯にしよう。明日は朝早いから今日はすぐ寝ような」

「そうだね、用意するから座ってて」

彼女に言われるがまま座り、一緒に夕食のカレーを食べた。彼女のカレーを食べるのは二度目だったが相変わらずジャガイモは馬鹿でかくカットされていたし、彼女の嫌いな人参は有無も言わせず抜かれていた。

味は抜群に美味しかったのだが、とてもじゃないが僕はそれどころじゃなかった。ただ胃を満たすだけのつもりで彼女のカレーを食した。

いつもよりも早く風呂に入って床についた。彼女は多少僕に気を遣いながら、やんわり誘って来たがさすがに気が乗らなかった。代わりに僕が申し訳程度に彼女の頭を撫で、軽くキスをして布団を被ると、彼女は掛け布団の中に潜り混んで口で抜いてくれた。

気分とは裏腹に僕の性器は健康的に勃起して、いつも通り彼女のテクにしてやられた。数分で彼女の口内で射精し、あろう事か彼女が性器を綺麗にしてくれている間に眠ってしまった。翌日起きるとさすがに呆れられた。

「抜いてすぐ寝るって…何なら拭いてる最中に。大半の女の子ならぶちキレられるよ」

彼女は口を尖らせて言った。語調に怒りが感じられなかったので僕はまだ完全に開いてない目を擦りながら、彼女の頭を撫でて適当にあしらった。

「いや、もう昨日は疲れと心労で…」と僕がケラケラ笑うと彼女はふんっと鼻を鳴らし朝食を用意してくれた。

いつもなら芯嫌いな僕がサラダに入っているレタスの芯を弾き出しても何も言わないくせに今日は「コラッ!」と小言を言われた。驚いて彼女を見ると「何よ…?」と言われた。

「何か…何か僕に当たりキツくなってない?」と言うと彼女は平然と「だって彼女だもん!」と言った。彼女はそこそこのボリュームで答えた事に徐々に恥ずかしくなってきたようで、少し顔を赤らめている。

「彼女…?彼女…そうか。そうだよな。瑠花ちゃんは彼女になったんだ」

僕が呟いて沈黙が訪れる。すると彼女は照れくさそうに顔を背けて「何度も言わないで!」と台所に戻って行った。その時の彼女はアニメによくいるツンデレだけど実は…っていう立ち位置のキャラみたいだった。そんな彼女の姿に当然僕は萌えた。

「お父さんに連絡したか?」

「うん、さっきした。返事はまだだけど」

「そっか。何かあったら教えて」

そう言って僕はレタスの芯部分を取り除いたサラダを再び口に頬張った。朝食を食べ終わると僕はすぐに旅行の準備に取り掛かったが、荷物の少ない僕はすぐに準備を終えた。彼女は物置部屋と洗面所を何度も往復し、せわしなく準備を進めた。

朝のニュースを見ながら煙草を吹かして待っていると背後から「お待たせ!」と声がしたから振り返った。

「おお…」

そこにはデニムのショートパンツに真っ白のニットセーターに身を包んだ彼女がどや顔で立っていた。日頃、制服と寝巻き姿をよく目にしているから私服の彼女は普段よりもギャルっぽく感じた。

「どう?可愛い?」

「可愛い…それに相変わらずエロい顔してる」と僕が笑うと「顔じゃなくて服の話!」と言われた。

「そっち?…うん、でもまぁ脚がエロいな。つか寒くねーの?」

11月だ、寒くないわけがない。僕が聞くと彼女はピースし「大丈夫、若いから!」と言った。

「たっくんは荷物少ないね」彼女は僕のショルダーバッグを見ながら言う。

「男はこんなもんだよ。何なら財布、スマホ、煙草の三点セットがあればそれで大丈夫」

「ふーん、変なの。ほら、行こっ!」彼女は背後から僕を羽交い締めにし、無理矢理立ち上がるよう促した。

それから僕達は約7時間掛けて大阪へと向かった。途中立ち寄ったサービスエリアで彼女に車内でフェラをしてもらいこの日一回目の射精をし、僕も少ない荷物の中からローターを取り出して彼女を絶頂に導いた。おかげで僕の睡魔はより一層増した。ちなみに彼女はしばらくしてから爆睡してしまった。

お目当てのUSJが近付くと彼女は目を覚ました。彼女が目を覚ましたタイミングの良さに僕は笑い、何とか無事に辿り着く事ができた。何だかんだ僕も過去に一度しか来た事が無かったので、ものすごく興奮した。

1DAYパスを二枚購入し、僕達は浮き足だって園内を散策した。歩みを進めるにつれて、僕は少し不安になった。歳は離れているが彼女は僕の恋人だ。そこまで女性経験が豊富じゃない僕はこういう場合のデートの仕方がいまひとつ分からなかった。

どうリードしてあげれば彼女は喜ぶだろう?

僕はベンチに腰掛け、眉間に皺を寄せながら園内マップを眺めた。

(こういう所は待ち時間も楽しく過ごせるように工夫しなくちゃな…まずはどれから乗ろうか…?)

僕が考え込んでいると彼女が笑いながら言った。

「そんな怖い顔しながら何考えてるの?」

「ん?何から乗ろうかなって。待ち時間確認して行かないと駄目だろ?」

「そんなのどうだっていいじゃん!とりあえず適当にブラブラしようよ。それで目についたやつに順番に乗ろうさ」

「いやいや、それだと時間が…せっかく来たんだから一分でも時間を有効に使いたいし」

「それはたっくんがそうしたいの?」

「え?」

僕には質問の意味が分からなかった。

「だからぁ、たっくんがそういう回り方したいのか?って」

「いや…そういう訳じゃ。瑠花ちゃんが楽しめたらいいなって」

「なら行き当たりばったりの私の回り方で行こうよ。そりゃたっくんが言う回り方の方が乗り物の数は乗れるかもしれないけどさ。けど私はたっくんとここの雰囲気を感じられるだけで十分楽しいよ!」

「そうなの?てっきり乗り物が目当てだと…」

「乗り物だけ乗りたくて来たかったんじゃないからね。とにかく雰囲気が味わいたかったの」

「じゃあ極端な話別に何も乗れなくてもいいと?」

「極端に言えばそうね。…だけど本当にそうするのは嫌よ?せめて三つは乗りたいな」

「わりと乗りたがってんじゃねーか!」

「あははは!まぁ良いじゃん!…あ!あれ買おうよ」

そう言って彼女はキャラクターのカチューシャを着けた女子高生を指差した。僕はてっきり制服の話をしていると勘違いした。

「いや、さすがにあれは着れないよ」

「着れない?何言ってんの?着けるのよ」

「あぁ、カチューシャの話ね」

「…エロ親父がっ」

僕にそう吐き捨てると彼女はショップへ小走りで向かった。

(やれやれ…たまにギョッとするような洞察力を見せるけど、やっぱまだ18歳の子供だな)

微笑みながら彼女の背中に目を向け、後を追うようにベンチから腰を上げた。追い付けるように早足で追いかけたが、彼女の足は思いのほか早く、僕は諦めて歩くスピードを落とした。

何気なく辺りに目を向けると、やたら制服姿の若い連中が目についた。

(今日は土曜だよな?関西って土曜も学校やってるのか?)

ショップに入ってすぐに彼女を見つけた。彼女の腕にはいろんなキャラクターの耳が付いたカチューシャがぶら下げられていた。

「なぁ、今時の学生って土曜も学校あるの?」

「へ?何で?」

「だって制服の子達多くない?…ほら、ここにも結構居るし」

彼女は周囲を見渡して「ああ~」と頷きながら言った。

「あれはただ制服で来てるだけだよ。別に深い意味は無いけど青春?って感じ。何なら現役じゃない人でもコスプレで昔着てた制服で来たりするよ」

「ほぉ。女の子はそういうのが良いのか?」

「そうだね。たっくんはおじさんだからその辺分からないだろうけど」

「ふーん」

彼女のいじりを無視して再び辺りを見回すと、見覚えのある制服を着た一つのグループが目についた。男女三人ずつのいたって普通のグループだ。それに制服のデザインなんて色味が同じならどれも一緒に見えるが、何となく彼女に言った。

「なぁ、あの制服さ。瑠花ちゃんの高校と似てない?」

「うっそ!?もしかして丸パクリされてる?どこ!?」

「されてるって何だよ…こっちがしてる方かも知れないだろ。…ほら、そこの六人組」

僕が顎をしゃくった先に彼女が視線を向ける。視線を彼女に戻すと彼女は顔面蒼白だった。というよりも嫌悪感を露にしていた。

「まさか…」

僕が顔を引きつらせながら聞くと彼女も頷いた。

「同じ学校だ…何で?何であいつがここにいるのよ」

(あいつ…?)

幸い僕達は私服だ。あの集団からすれば僕達はただの普通のカップルに見えるはず。こちらに気付かれてはいないが念の為僕達はすぐにその場を去った。

「いやー焦った。こんな事ばっか起きるから少し慣れてきたな」

「……」

「園内は広いからもう大丈夫だろう。ショップもそこら中にあるからカチューシャは他の所で買おうか」

「うん…」

「あのさ、さっきの子達って同級生だよな?普段から仲良いのか?」

「ううん、全然」

「ふーん」

それから少し歩いたが彼女はうつむいたまま終始口を閉ざしたままだった。そしてこの空気に耐えきれなくなった僕はしびれを切らして彼女を問い詰めた。

「なぁ、あんまこういうの言いたくないんだけどさ。別にあいつらと仲が良い訳じゃないんだろ?なのにいつまで気にしてんだよ。僕達は私服だし仮にまた出くわしたとしてもバレやしないって!」

「そうだね」

「せっかく来たんだから気分切り替えないと。そんな些細な事をいつまでも引きずってちゃもったいないぞ」

「うん…ごめん…だけどさっ」

「だけど?どうかしたの?」

「元カレがいたの。あの中に」

「元カレ…」

正直僕は、だからどうした?と思った。元カレなんて今カレの自分からしたらどうでも良い存在だ。何をそんなに気にしているんだ?君達は綺麗さっぱり破局しているのだろう?

僕が口を開こうとするよりも先に彼女が続けた。

「元カレはね、別れてからもずっと私を執拗に付け回してるの。たっくんの家に住み出してからはそういうのマシになったんだけど、それは単に実家に帰らなくなった私を待ち伏せする術が無くなっただけで…学校でもずっと私をネチネチとストーキングするの」

「君に僕という存在がいる事は?」

「もちろん知らないわ。帰りは上手くまいて帰ってるから」

「もし彼に僕といる事が見つかったらどうなる?」

「知らない。ただ一つ言えるとすればあいつの執着心は異常よ。だからきっと良くない事が起きると思う。それに―」

僕は足を止めて彼女を見た。

「もしかしたらもう気付かれてるかもしれない。お父さんや先生に私の居場所告げ口したのはあいつかも…少なくても私はすぐにそう思った」

「そりゃあんまりよろしくないな…写真とかないの?正直どうでも良いけど顔ぐらいは把握しておきたいし」

彼女はスマホでSNSを開いてクラスメイトのアカウントから一枚の写真を見つけて僕に見せた。

そこには華奢で色白、それに特徴的なマッシュルームヘアーをした男が細い目を開けて笑顔で写っていた。

「ああこいつか…たしかに居たな」

「へぇ。こんな特徴の無い顔なのによく覚えられたね」

「ああ。顔に特徴が無くても髪型は目立つからな」

僕は嘘をついた。覚えていた理由はそうじゃない。彼女には黙っていたが、僕はあのショップに入ってから制服が似ていると彼女に声を掛けるまでに何度も彼と目が合っていた。

この話の続き

⑦「あー楽しかった!それにしても意外と結構濡れたね」「席が端だったからな」アトラクションの(ジョーズ)を乗り終えた僕達は余韻に浸りながら笑い合った。昔来た時には乗れなかったから僕は密かに楽しみにしていた。すると僕が言い出す前に彼女が「たっくん、あれ乗りたい!」と指差したのが(ジョーズ)だった。アトラ…

-終わり-
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