【高評価】【青春】気付けばいつもそばにいた幼馴染（2/2ページ目）

でも容赦なくやってきた放課後。

逃げ出そうと思ったけど、そういうわけにも行かず重い足取りで架純の学校へ向かった。

校門の前ではいつものように架純がいた。

「帰ろっか」

そう言って歩き出す架純。

俺は喋らない、喋れない。

2人とも無言で歩いていると、ふいに架純が、

「あのね、私クラスの男の子に告白されたんだけど、どうしたらいいと思う？？」

俺はもう死んでやろうかと思った。

しかし、この状況は俺が中学校の頃に、架純に全く同じ質問をした時と同じである。

その時、架純は何と言ってくれたか？

そう思いながら、必死に

「架純が付き合いたいならいいんじゃないか？」

とだけ伝えた。

そしたら架純が