官能小説・エロ小説(約 11 分で読了)
一夜限りの関係。私は諦めが悪い方なのです。(1/2ページ目)
投稿:2024-04-15 15:05:15
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※英字は半角で入力すること
※2022年04月19日:不具合を修正しました。
本文(1/2ページ目)
私は28歳で結婚3年目になる主婦です。子供はまだいません。
私の旦那にはお兄さんがいます。とても穏やかで凛々しいというより可愛いという感じの人でした。
正直、もし旦那と同時に知り合っていたら、お義兄さんの方になびいてたかも…。旦那、すまん!!
お義兄さんには綺麗な奥さんがいて、それはそれは仲睦まじく、お互いを尊重していて・・・私から見て、まさに理想の夫婦って感じ…でした。
お義兄さん達にも子供がおらず、お義姉さんと2人で…赤ちゃん欲しいね、もっと旦那に頑張ってもらおうねって…こっそり笑いあっていました。
でもそれは…もう2度と起こり得ない過去の話です。
あまりにも突然に…すべてが180度変わってしまいました。
ある日、兄夫婦が歩いていた時、いきなり車が突っ込んできたのです。居眠り運転でした。
車が突っ込んでくるのを先に気がついたのはお義姉さんで、とっさにお義兄さんを突き飛ばしたそうです。そこに車が突っ込み、そのままお義姉さんを・・・。
お義兄さんは突き飛ばされたおかげで車には当たらず、軽いケガですみましたが、お義姉さんはそのまま跳ね飛ばされた上、車とブロックに挟まれて…。
そして・・・お義兄さんは壊れてしまいました。お義兄さんの心はお義姉さんの死に耐えられませんでした。
旦那が葬儀の準備などをしましたが、お義姉さんのご遺体の状態がひど過ぎて参列していただいた皆様に最後のお別れをすることもできませんでした。
お義兄さんはきちんと受け答えもしていたし、喪主の挨拶もしたそうですが…旦那曰く、魂のない抜け殻だったそうです。
かくいう私はお義兄さんの悲しみに比べるべくもないのにショックを受けて寝込んでしまい、恥ずかしながら、ろくにお義姉さんを見送ることができませんでした。
お葬式も終わり、数日後、旦那とお義兄さんのマンションを訪ねましたが…そこには変わり果てたお義兄さんがいました。
「・・・大丈夫か?」
「…ああ…さすがに堪えてな。・・・まあ、いつまでも…落ち込んでられないからな。…心配すんな…」
「・・・そうか…」
私にはとても大丈夫そうには見えませんでした。今にも消えてしまいそうで・・・辛いのを我慢しているがよく分かりました。
旦那がお義兄さんと話してる間、散らかっている部屋を片付け、ご飯を準備をしました。
「…済まないね。」
「いえいえ、美味しいかどうかは保証できないですけどね。」
私は出来るだけ明るく話をしました。それに対して、お義兄さんは薄く微笑んでくれました。でも、違う、全然、違う!!…あまりに痛々しい笑顔で私は泣きそうになりました。
お義兄さんの家から帰る途中…
「・・・悪いんだけど、出来るだけ…顔を出してあげてくれないか?」
「うん。…わかった。」
「すまん。俺も行くようにはするが、ちょっと今、忙しいからあまり時間がとれない。」
「大丈夫。まかせて。・・・あのままじゃあ、亡くなったお義姉さんも安心できないだろうし・・・」
「…そうだな。頼む。」
旦那もお義兄さんの様子が危ういことに気がついているのでしょう。頼まれたからではないですが、出来るだけ顔を出してお世話しようと思いました。
それから、週に2回、旦那の都合が付く時は3回は訪れるようになりました。
ただ・・・仕方ないのかもしれませんが、お義兄さんが元気になっていく様子はなく、むしろ徐々に悪化していく感じでした。
お義兄さんは1ヶ月を過ぎる頃には会社も辞めて、一歩も部屋からでることがなくなり、昼間からお酒を飲むようになりました。
事故を起こした運転手も亡くなってしまっており、怒りの矛先がなかったのも悪かったんだと思います。
私はせっせと掃除や食事準備のためにお義兄さん宅に通いました。疎まれているのを感じていましたが、私には放置するという考えは全くありませんでした。
「いつも…ありがとう・・・ただ…もう放っておいてくれ。…正直に言うと…来ないで欲しい。」
完全に拒否されましたが・・・
「・・・・・・また…来ます。」
その頃の私はなんとか前のお義兄さんに戻ってもらいたくて、拒否されたからと言って大人しく通いを止めるつもりはなかったのです。
そんなある日…事件が起こりました。
いつものように台所で食事の準備をしているといきなり後ろから抱きしめられました。
「えっ!?な、なに!?」
手が胸に回され、わしづかみされました。
「あっ!い、いや…ちょっと、やめ…」
胸が服越しに激しく揉まれます。私が離れようと身体を反転させると腕を強く引かれて床に転がされました。
「きゃ!」
倒れた私のスカートが大きく捲られ、お義兄さんが上に覆い被さってきました。
「やめ!やだ、やめて下さい!」
お義兄さんは、手を服の中に入れてきてブラ越しに胸を掴みます。
ダメだ!犯される!私はギュッと目を瞑つむりました。・・・ん?…その状態でお義兄さんの動きが止まってしまい、不審に思い目を開けるとお義兄さんと間近で目が合いました。
その目は、獣欲にくらんだものではなく、今にも泣き出しそうな悲しみに溢れた目でした。
「俺はこんな男だ。・・・ひどい目に合いたくなければ…もう…2度と来るな。」
お義兄さんはそう言って私から離れました。
私は乱れた服を直し、逃げるようにお義兄さんのマンションを後にしました。
帰り道…
私は涙がでました。お義兄さんに襲われかけたことが怖かったのではありません。
私は自分の無力さが悔しかったのです。私は一緒懸命、お義兄さんが元気になるようにお世話をしてきたつもりですが、全く効果がなかったのです。
「・・・・・・・・・」
ただ・・・私は諦めが悪い方なのです。
舐めないで欲しい!!たかだか脂肪の塊を掴んだぐらいで私に諦めさせることができるなんて思わないで!!
・・・舐めんなぁーーーーーー!!!
あんな…あんな顔見て・・・見捨てられるわけないでしょうがーー!!
なにがなんでもお義兄さんには元気になってもらう!どんな手段をつかってでも!
私はある種、理不尽な怒りを感じていました。
何日かして、私は前回のことがなかったかのようにお義兄さんのマンションを訪ねました。
お義兄さんは、たぶん私が来るはずないと思っていたでしょうから戸惑っていると思いますが…ドアを開けてくれました。
全く…ほんとに拒絶するならドアを開けずに追い返せばいいのに・・・。優し過ぎるのです。
「今日もお世話しに来ました!」
私は努めて明るく言います。
「・・・どうして・・・あんなに酷いことをしたのに…」
「酷いこと?…あー、胸を揉んだことですか?全然たいしたことじゃないですよ。だって、ヘタレなお義兄さんにあれ以上のことができるわけないじゃないですか。」
「!」
「いつまでもウジウジと殻に閉じこもっている程度の人に弟の嫁に手を出すなんてできっこないです。」
「・・・ぐっ」
「あれ?言い返さないんですか?・・・まあ、事実ですしね。」
「さすがに・・・言い過ぎじゃないか?(怒)」
「そうですか?・・・じゃあ試してみますか?」
私はブラウスのボタンを上から外していきます。
「な、なにを!?」
「なにって…お義兄さんがヘタレだという証明ですね。」
私はブラウスを脱いで、ソファーに座りました。
「お、おいっ!?いい加減に・・・」
ソファーの上で片膝だけ立てて、スカートの端を捲りました。
「・・・っ」
私は紫色の下着を着けていましたが、シースルータイプなのでお義兄さんさんからブラ越しに乳首が見えているでしょう。
また、片膝を立てたことでスカートの奥のショーツ越しに恥ずかしい陰毛も見えているはず…。現にお義兄さんの視線は私の股間に注がれています。
この下着は旦那に頑張ってもらうための勝負下着でしたが・・・旦那、ごめんなさい。
「ほらやっぱり…無理じゃないですかー。・・・あっ、でも反応はしてるようですねー。…私が帰った後、1人でするんでしょ。…なんなら下着脱いで置いていきましょうか?」
「馬鹿にすんなぁ!」
お義兄さんが飛びかかってきて、私をソファーの上に押し倒してました。
そのまま、引き千切らんばかりの勢いでショーツをはぎ取られました。
そして自分のズボンとパンツを下ろし、勃起しているチンコを私のマンコに押し当て一気に中に突きこんできました。
「…いっ!・・・」
まだ濡れていないですからかなりの痛みが走り、思わず声をあげてしまいました。
「!!」
その声でお義兄さんの動きが止まります。
「…で、できるじゃないですか。そのまま、動いて良いんですよ…」
私はお義兄さんと繋がったままキスをしました。お酒の匂いと無精髭が皮膚にあたる感触がやけに生々しいです。
「くそ!」
お義兄さんが私の腰を掴んで激しく、私を
蹂躙していきます。
最初はかなりの痛みでしたが、徐々に慣れてきた頃、お義兄さんは、急にチンコを抜こうとしましたが、私は足を絡めて腰を固定しました。
「あっ!」
その瞬間、お義兄さんの熱いほとばしりが私の女の最奥に注ぎ込まれました。
私は激しくお義兄さんの唇に吸い付きながら…
「…まだまだこれからですよ。」
その後は、お義兄さんの寝室に移動し…お互いを貪り合いました。
キスをすればお互いの舌をネッチョリと絡み合わせ唾液の交換を行い…愛撫をすればお互いの身体の隅々まで指、舌、すべてを使って愛しました。
私はお義兄さんのチンコを奥まで咥え、ヨダレを垂らしながら激しく口淫し、喉奥に受け入れた精子をすべて飲み込みました。
正常位、後背位、側位、対面座位、いろんな体位で繋がり、いずれの体位でも悶え、嬌声をあげて愛液を撒き散らしました。
背面騎乗位では、繋がっている部分をみせつけるように、いやらしくお尻を振り…
「ねぇ、見える?繋がっているとこ見える?…チンコがいやらしい私のマンコに入ってるの見てー!!マンコ気持ちいいー!チンコもっとちょうだい!!」
今まで、言ったことのない隠語を叫びながら激しく腰を動かしました。
何度も膣奥と喉奥に精子を受けて、私は激しく逝きました。途中からは演技なのか本気なのか自分でもわからなくなっていました。
最後は獣のように四つん這いでお尻を高くあげ、後ろから激しく突かれながら…
「奥、奥に出してぇー!あぁん♡ぃくぅーーーーーー♡」
激しく達した後、私は意識を失いました。
・・・
どれくらい経ったでしょうか・・・しばらくして意識が戻ると誰かが私を抱きしめています。
「・・・ぐっ…うっ…うぅ」
私は彼を胸の中に抱き入れて優しく彼の頭を撫でました。
「うっ…うっ…うっ…うう」
私は彼が眠りにつくまでずっと頭を撫で続けました。
・・・
翌朝、私は寝ているお義兄さんを起こさないように起き出すと服を着て、お義兄さんのマンションを出ました。
まだ、始発が動き始めたぐらいの時間で回りを歩いている人はほとんどいません。
これからどうなるかわかりません。もしかして全く変わらないかも知れませんし、もっと酷くなるかも知れません。
願わくば良い方向にいってくれることを期待していますが、ただ、仮にそうでなくても今日のことは後悔しませんし、場合によっては次も…ということも考えています。
私は諦めが悪い女ですから・・・。
電車に乗り、最寄りの駅に着く頃には、ちらほらと出勤途中のサラリーマンを見かけるようになりました。
いつもなら旦那が出掛けている時間を過ぎた頃、自宅に到着しました。
車があるので出勤はしていないようでした。…それはそうでしょう。兄とは言え、1人暮らしの男性宅に行った妻が朝帰りなのですから…。
私はどんなことになっても、言い訳をしないと心に誓っていましたが、家を前にしてかなり決心が鈍っていました。
本心でぶつかるしかない…私は意を決して家に入ると旦那はリビングにいました。旦那は何も言わず、私に近づくと優しく抱きしめてくれました。
「すまなかった…」
「ど、どうして…あなたが謝るの?…私が…」
旦那は私の言葉を遮るようにキスをしてくれました。そして、私の手を引いて寝室に連れて行ってくれました。
そして、私の服を脱がせ始めました。
「だ、ため!」
今の私の身体にはお義兄さんに抱かれた残滓が多く残っています。とても見せられるものではありません。
「わかっている・・・構わない」
旦那はこんな私を優しく…優しく抱いてくれました。
私は泣きながら旦那を私の奥に迎え入れ、旦那のもので何度も逝きました。
「愛してる。」
「私も…私も愛してる。」
私はこの先どんなことが起ころうと旦那を愛し支え続けることを心の中で誓いました。
・・・
3日後、私はお義兄さんのマンションに向かっていました。
今日は…前回のように積極的に誘惑するつもありませんが・・・求められれば応じるつもりです。きちんと前回と同様にピルを飲んで準備してきています。
私の身体は何かを期待しているようで、女の奥の部分が潤んできていますが、そこは気がつかないフリをしています。
マンションに着いてインターホンを押してもお義兄さんは出てくれません。仕方ないので電話してみると…
「(この番号は現在使われておりません・・・)」
私は焦りました。最悪のケースが頭をよぎります。私はマンションの管理室に行き事情を話すと管理人から予想外の言葉がかえってきました。
「ああ…昨日、引っ越していったよ。・・・すまんね。引っ越し先は聞いてないよ。…ああ、そうそう、手紙を預かっているよ。」
手紙は私宛と旦那宛の2通ありました。
私宛の手紙を開けて、中には…勝手にいなくなる謝罪と私への今までと前回のことについての感謝の言葉が綴られていました。
そして、最後に…また、会える日が来ることを楽しみしています…と書かれていました。
・・・もう、大丈夫なのでしょうか?私がしたことで多少なりともお義兄さんは前を向くことができたのでしょうか?・・・お義兄さんはすでにいません。なのでその問の答はわかりません。
ただ…私はもう大丈夫!と何故か思えました。・・・私はいつの間にか泣いていたようです。ほんとにもう…最近は泣いてばかりです。…私も頑張らないと!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お義兄さんがいなくなってから10年の月日が流れました。
私達夫婦は、無事2人の子供も授かり夫婦仲も良く順風満帆という感じでしたが…今は少し雲行きが怪しいです。
旦那が3年前に独立して会社を仲間たちと起こしました。先月まではそちらも好調でしたが、先日、大きな不当たりを出して今はピンチです。
なんとかお金の都合をつけるため、旦那はここのところ毎日、夜中まで駆けずり回っています。この2日は帰ってきてもいません。身体が心配です。
夜10時頃、旦那が帰ってきました。
「お帰り〜。今日は少しだけ…!?」
旦那の顔色を見て、一目で尋常じゃない事態が起こったことがわかりました。
旦那は力なくソファーに座ると…
「・・・すまない・・・」
詳しく事情を聞くと、なんとか不当たり分を補填するお金をかき集めたところで、経理担当がそのお金を持ち逃げしたらしいのです。
もちろん、警察には被害届けを出したらいのですが、すぐにはお金がかえってくるはずもなく・・・。
不当たり分のお金が払えなくなり、会社資産がすべて差し押さえられる他…今回、お金を借りるのに担保にしたこの家も差し押さえられるとのこと。
「・・・もうダメだ。」
私もしばらく言葉をなくしました。この生活が崩れる?これからどうなるの?子供たちがまだ小さいのに…
その時、懐かしいお義兄さんの顔が浮かびました。
パン!
「えっ!?」
私は自分の頬を叩き、気合を入れました。家を取られる?借金が出来る?・・・命まで取られるわけではありません。いろいろ出来ることがあるはずです。
なにせ私は…諦めが悪い女ですから!それに10年前に旦那を支えると誓いました。今こそ、その時です。
押しつぶされそうな不安はありますが、俄然、元気が出てきました。
「うん。わかった。…出来ることを考えて優先事項を決めていきましょう。」
「・・・お前…」
「大丈夫!貧乏になったって、あなたと子供たちさえいればなんとかなるって。」
「・・・ありがとう。」
旦那は優しく抱きしめてくれました。そう言えば抱きしめてくれるのは久しぶりです。今日あたり、旦那を癒やしてあげるのが良いかも知れません。…。実績ありですし。
その時、旦那の携帯が鳴りました。
「・・・はい…私ですが・・・法律事務所?…はい・・・えっ?…ほんとですか!?・・・はい!…はい!…是非、お話を・・・」
何か分かりませんが、良い話(?)のようです。
「えっ!?それは…ほんとに・・・はい…そうですか…兄が・・・」
お義兄さん?どうしてお義兄さんが出てくるんだろう?
「はい・・・そうなんですか…はい。わかりました。・・・では明日、午前9時に。…宜しくお願いします。…兄にも宜しくお伝え下さい。…はい…失礼します。」
やっぱりお義兄さんが関係しているようです。私の心臓は激しく高鳴りました。
旦那は電話の途中から立ち上がっていましたが、電話が終わると腰が抜けたようにソファーに崩れ落ちました。
「ど、どうしたの!?お、お義兄さんに何かあったの!?」
「・・・兄貴が・・・助けてくれた…」
そう言って泣き出してしまった。…泣いてないでちゃんと説明してーー!!
なんとか宥めながら話を聞き出して…私も泣いてしまった。安堵半分、嬉しさ半分。
借金がなんとかなりそうというのと…お義兄さんか元気になって助けてくれたというのと合わせて・・・。
電話は弁護士さんからでした。旦那の会社に融資…しかも法律ギリギリのレベルで旦那会社が有利な条件らしいです。
その融資をしてくれた会社は…お義兄さんが作った会社でした。私達と離れてからお義兄さんは会社を起業し、成功をおさめていたようです。
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(2020年05月28日)
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