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【評価が高め】「一生処女でもいい」と言っていた同期が薬局で避妊具を見つめていた。(1/2ページ目)

投稿:2024-01-17 02:58:31

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原 作(はらさく) ◆JgdGY4I(群馬県/20代)

一月中旬。

仕事帰りの午後18時頃。

空は青ざめた色もなく既に真っ黒く対向車のライトの光が眩しい。

僕は車のアクセルをじんわりも踏む。

前を走っているのは偶然にも会社の同期だった。

同期とはまだ明けましておめでとうの挨拶すら出来ていない。

僕は同期に告白されたのに振ってしまった。

顔に当たる暖房がやけに熱く思えて、僕をいじめるかのように窓は曇って視界を狭める。

思考が鈍くなっていくようで、ぼんやりと年明け前の光景に思いをふける。

12月の終わり頃。

仕事納めをした帰りの夜の日。

「一生、処女でもいいって言ったけどそのやっぱり何か話してるとちょっと嬉しい気持ちなるし、木崎さんならって…。」

「こんなに優しい人初めてだったから。」

26歳とは思えないほど子供じみた告白をしてきた同期がいた。

同い年の静木美久(しずきみく)さん。

150センチも届かない身長は未熟な体型にも思えて、頬までしかない黒髪のショートカットが白い肌によく似合っていた。

他の社員とは類比できないくらい、細々とした身体の作りはつい目線を向けてしまうほどだった。

社服に押しつぶされた胸はどれほどの小ぶりなサイズなのか余計に興味をそそる。

「ごめん、。」

静木さんは表情を濁した。

素朴で綺麗な顔立ちにしわができて、いつもは生き生きとしている茶色の瞳は死んでいた。

「今度、童貞捨てるかもなんだ。」

ついこの間まで俺も一生童貞だよ多分、と同情してた男とは思えない。

自分でも酷い事を言っている自覚はあった。

当然、静木さんは目をまんまるにして唖然としいる。

「…かのじょ、」

「じゃないんだけど、アプリでさ…。良い感じの人がいて」

"二頭追うものは一頭も得ず"ということわざがあるように、僕はマッチングアプリの人を選んだ。

「優しすぎる人って胡散臭くてごめん無理かも。」

マッチングアプリの女には遠回しにもう会いたくないと言われた。

ことわざは信用ならない。

一頭を追って二頭も得ずに終わった。

信号の変わり目に差し掛かり前を走っている同期はスピードを早めた。

薄ピンク色のラパンを運転している。

白のナンバープレートには・999と意味がありそうな数字をぶらさげていた。

先の交差点の青色の歩行者信号が急ぎを知らせるように、点滅しだしたので僕はブレーキを構えると案の定に車道側の信号も黄色になる。

同期はスピードを上げて突っ切っていくと、前方にあるドラッグストアへと急ぐように入っていった。

何を買うんだろうと純粋に思った。

生理用品だろうか。

暖房の生暖かい風が顔を熱らせて思考が鈍る。

信号が青になって出遅れた。

後ろの車のプレッシャーを感じて逃げるように僕もドラッグストアへ入っていく。

同期に謝りたかったので丁度良かった。

車を止めて足早にドラッグストアへ入ると無数のLEDライトが店内を白く染めて清潔感を思わせた。

少し胸の高鳴りを感じながらも辺りを見回す。

縦長に広い店内を物色していると威力のない弱々しい咳払いが聞こえた。

顔を左右に振って探すと奥の方のコーナーに静木さんはいた。

小さな身体を静かに止めて商品棚を見つめている。

「…んーとっ、」

避妊具コーナーだった。

僕は足を止めて引き返す。

少し離れてそっと遠目から確認するとまだ感情の無い顔で避妊具を見ていた。

ちょうどコンドームが陳列された棚だった。

裏から周って距離を詰める。

近づくと静木さんはスマホを耳に添えて誰かと喋っている。

もう少し距離を詰める。

声が僅かに聞こえ始めた。

静木さんの水分を含んでいる澄んだ声に耳をすます。

「…ありました。」

「はい、多分これで合ってると思います。」

え?。

自分の耳を疑う。

「…あっ、はい、ありがとうございます。明日で、大丈夫です。」

「はい、っ…明日は早く上がれると思います。」

一分も満たない電話だった。

僕はそっと静木さんの後ろを横切る。

「…ああっ、まぁまぁ高いんだ。」

そのまま帰ろうかと思った。

ただ平静を装って正面から話しかける。

「あっ…」

僕を見るなり、静木さんは目を上下左右に忙しそうにしていた。

何も言わずに数秒ほど僕ら2人は固まった。

「やぁ…。」

静木さんは怪しそうに左手を後ろに隠している。

「…っと、木崎さんはしごとおわり?」

「うん…、まぁ。」

「…そっかそっか、お疲れ様。」

「その、さっきって誰と?」

「…電話?」

「うん。」

「さっきは鈴木主任と電話してて。」

会社の上司にあたる人物だ。

静木さんと接点はないように思えたので意外だった。

「とりあえずごめん、早く帰りたいから。」

僕を気にも留めずにレジへと早歩きで静木さんは向かっていた。

避妊具コーナーの陳列棚には不自然に0.01mと書かれた黒色の箱が1スペース抜かれている。

追いかける。

幸いにも、駐車場へと静木さんはゆっくりと歩いていた。

後ろ姿から見ても脚の形は滑らかで細身で誰が見たって綺麗だと思った。

「あっ、静木さん。」

意外にも驚く事なくすんなり振り返ってきた。

「…っ何?」

手に持つ袋には長方形の箱がすっぽり入ってる。

「いや、ごめん。そのこないだっていうか、もう去年か。」

「酷いふうに言っちゃったから」

「大丈夫だから。」

冷たい風が全身に当たる。

僕の熱くなってた顔は既に冷え切っている。

「わたし、鈴木主任にさ」

「あぁ、うん。」

「なに?」

「せっくす」

「誘われた。」

「えっ…。」

落ち着けと僕自身に強く語りかけた。

「オッケーしたの..?」

「うん。処女じゃなくなるって考えたら何かそれもいいかなって…、恥ずかしくなくなるし」

「それ言われてからさ、その事とか考えてたらパンツとか」

「すごくなったりしてさ、わたしも女なんだなって..」

静木さんは死んだ目のままそう言った。

不自然なほどに綺麗な顔を頑張って保っていて、緩めた頬は僅かに振動している。

自然な笑顔には見えなかった。

仕事に追い込まれている時と同じ顔だ。

「そっか、意外かも。」

「それだけだから」

「じゃー、お疲れ様。」

「あっ、うん…お疲れ様。」

静木さんの乗るピンクのラパンは逃げるように走り去っていった。

翌日、僕は遅上がりのため朝11時を回ったところで会社へと足を踏み入れた。

昨日は意外にもよく眠れた。

夢に静木さんが出てきたような曖昧な記憶がある。

支店長に挨拶を済ましてデスクへと向かう。

隣の席は静木さんだ。

昨日は今年に入って初めてプライベートな会話をした。

プライベートすぎる会話だったかもしれない。

昨日、静木さんと鈴木主任との電話を思い出す。

明日とかなんとか言っていた。

もしそれが本当なら今日静木さんは鈴木主任とせっくすをする事になる。

僕は女性が怖くなった。

結局マッチングアプリもそうだった。

だから、体格の大きい鈴木主任とコソコソと話している静木さんを見て幻滅しかけた。

「その…、だいじょぶ?」

「大丈夫だから、気にしないで。」

それでもデスクの下で細い指を震えさせている静木さんを見るとどうしよもない気持ちになった。

静木さんは蒼白い顔をしながら必死で平静を装っている。

僕が告白をオッケーしてれば、この子がこんなに怯える事はなかったのだろうか。

時刻が6時を回った頃、静木さんは会社をあがる。同じタイミングで鈴木主任もタイムカードを押した。

合わすつもりも無いのに、静木さんの方から目を合わせてきた。

ただ僕は眺めるだけで、何も言えなかった。

9時半を回った頃、あと少しで仕事が片付きそうになったとこで一息休憩をとる。

今頃せっくすをしてるのかなと妄想をした。

静木さんの乱れる姿は想像がつかない。

不意に静木さんとのLINEのトークを見返した。

12月26日が最後の会話だ。

メッセージを見返す。

「今日は迷惑かけてごめん。」

その後にうさぎの可愛らしいスタンプに続いた。

「でも、優しいって思うのはほんと!笑」

心が痛くなり画面を閉じた。

いてもたってもいられなくなる。

そもそも、一生処女でいいなんて、他人に言うタイプには見えない。

おそらく踏み込んだ会話は僕しかしてないはずだ。

僕は素早く資料をまとめて上司や後輩に引き継ぎのメモを机に貼った。

荷物をまとめて会社を飛び出した。

強風が僕の顔を殴りつける。

髪の毛が乱れて、ごちゃごちゃになる。

広い駐車場へ向かうとピンクのラパンが止まっているのが見えた。

ただ、ピンクのラパンには誰も乗っていなかった。

重い足を引きづらせて自分の車へ向かうと、一台車のライトが駐車場を照らした。

黒のエクストレイルだ。

この時間に出勤する人はいたかなと困惑したのも束の間、助手席から小さな身体の女性が降りてきてお辞儀をしている。

「あれ、鈴木主任」

運転席には体格が大きいせいか鈴木主任だとすぐわかった。

1分もしないうちに黒のエクストレイルは去っていった。

ピンクのラパンに向かって女性が近づいてくる。

「…静木さん?」

「あっ、」

「まだいたんだ。」

僕は静木さんの元へと一直線へ歩み寄った。

死んだ目をして僕を見ている。

筋の浮かんだ首には一円玉サイズのアザのようなものがある。

「静木さん…」

口が籠る。

「すき、って言ったらやばいよな。」

「遅い。もう」

真っ暗な夜の中、広い駐車場で僕ら2人は立ち尽くした。

風は止んで静木さんの吐く息まで聞こえてくる。

「もっと早く言ってよ。痛かったすっごく」

「…。」

何も言えなかった。

1分ほど、お互いが下を向き冷たい空気が僕らを取り囲んだ。

「静木さん…。」

「ん…。」

「やっぱあん時告白オッケーしたら良かったって今すごい後悔してる。」

「遅いよ…。」

「ほんとごめん。」

「でも遅いけど励ましてくれようとしてるのは分かるから。」

「そういうところが好きになっちゃうんじゃん。」

「今日はもう帰る?」

「…いや、もうちょっと一緒にいてほしいかも。」

「うん。」

少しばかり時間が過ぎる。

何分立っただろう。

目線を上にすれば数えれるほどの星が数個見えた。

月が出ていないせいか星の光がやけに強い。

そう考えていると静木さんの方から口を開いた。

「木崎さん、アプリの人と付き合ってるんじゃないの?」

「あぁ…、この間まではね。」

「まぁそもそも付き合ってはなかったんだけど、」

「、フラれたってこと。」

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(2020年05月28日)

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