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大学で有名だった友達カップルと一緒に海外旅行に行ってきた

ハルさん(20代)からの投稿
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前回の話:大学で声を掛けてきた先輩は昔よく面倒を見てくれていたお姉さんだった

ミキちゃんとボクには大学時代からカップルの友達がいる。

ボクたちと知り合う前から2人はすでに付き合っていて、ボクは知らなかったが、女の子が美人だったので校内ではちょっとした有名人となっていた2人だった。

ある日のこと。

ミキちゃんと学食でハンバーグ定食を食べている時に、好きなものは最初に食べるか最後にとっておくかで話が盛り上がっていると、無遠慮にいきなり横から口を挟んできた女子学生がいた。

「あの・・・、普通は美味しい口で終わりたいんじゃないかと思うんですけど・・・」

声の主を見ると、それはボクの同級生の女の子だった。

話をしたことはなかったが、いつだったか柴田が教えてくれた綺麗な顔立ちの女の子だった。

ミキちゃんほど長くはないけど少し茶色に染めたストレートな髪が背中まで伸びていて、細身でアーモンドアイが特徴的な女子学生だった。

「あいつさぁ、高校で一緒だったんだけど、よくここに来たと思ってさぁ」

「どういうこと?」

「あいつ、美雪って言うんだけど、高校時代の成績、あんまりパッとしなかったんだ」

「ふぅん・・・、じゃあ、頑張ったんだ。それで?」

「ところが、蓋を開けてみたらあいつ、K大にも受かってたんだよ」

「K大ってあのK大?」

「他にどのK大があるって言うんだよ?」

「へぇ・・・?それでどうしてうちに来ているの?」

「だろ?何だか変わってるんだよな、あいつ」

「そういう話をするってことは、お前、あの娘にちょっと気があるんだろう?」

「へへっ、ばれたか・・・、でも年上の彼氏がいるらしい」

「へぇ・・・」

そんなことを柴田が話していたのを思い出した。

いきなり話に入ってきた女の子の存在に、ボクとミキちゃんは思わず顔を見合わせたのだけど、女の子は向かいに座った先輩風の男性に同意を求めた。

「ねぇ、センセ?」

"ゲッ、この人は講師だったのか!ブロックカットだから学生だと思ってた・・・"

そう思ってちょっと驚いていると、男性の言葉に女性二人はもっと驚いてみせた。

「ボクは途中で食べるんだけど・・・」

「ありえない!!!」

その場にいた女性二人の声が揃ったので、ボクたちは爆笑した。

「そんな中途半端なことって食事を冒涜している」

「最後の一口が大事なのよ。ねぇ、ハル?」

でも、ボクは"最初の一口派"なので、強いて言うならば、センセと呼ばれた男性の意見寄りだったが、その時はミキちゃんの勢いに押されて曖昧に頷いてしまった。

ずいぶん後になってその頃の話をミキちゃんにすると、もうその時には目玉焼きに醤油をかけるボクの方があり得ないと言われた。

"どうせ、ボクは日本人ですよ"

センセと深雪と出会ったときのことを思い出しながら、その時のボクはちょっとだけ心の中で口を尖らせた。

聞いてみると、先輩風の男性はやはり講師ではなく学生で、4年生の先輩だった。

ミキちゃんの同級生にあたるのだけど学部が違うせいか、ミキちゃんはセンセのことは知らなかったらしい。

後から聞いた話だが、センセの方はミキちゃんのことをちゃんと知っていたらしい。

「ミキちゃん、あの容姿であのバイクだろ?ここにいて彼女を知らなきゃ、モグリだよ」

センセはミキちゃんのことをそんな風に言っていた。

そう言われてちょっと嬉しかったけど、同時に悩みの種でもあった。

「だから、君のことも何となく見て知っていたよ」

センセは何も言わなかったけど、ボクの所為でミキちゃんが"B専"と陰で言われていることをボクは知っていて、自分のことは兎も角、ミキちゃんがそんな風に言われているのが辛かったころだった。

センセと美雪との出会いはそんな風に始まった。

"センセ"と言うのは、あだ名みたいなもので、美雪の元家庭教師だった頃の名残りらしい。

本当はミキちゃん以外の人にハルと呼ばれるのは抵抗があるのだけど、ミキちゃんは人前でもボクをハルと呼ぶので、2人も自然とそう呼ぶようになってしまった。

いつの間にかボクたちは、お互いに、ミキちゃん、ハル、センセ、美雪と呼び合うようになっていた。

そしてそれ以来、たまに学食で顔を合わせると、ボクたち4人は一緒に座って食事を摂ったり談笑するようになり、やがては誰からともなく誘い合って一緒にいることが多くなっていた。

精神的にも年齢的にも大人の二人がカップルで、お子ちゃま二人がカップルであってもおかしくない4人だったが、現実にはそうはならないのが不思議な気がした。

ボクと美雪が2年生に、ミキちゃんが大学院に進学する春に、センセは大学を卒業して就職することになっていた。

「センセが社会人になる前に、みんなでどこかへ行く?」

センセの卒業を前にしたお正月明けにミキちゃんがそんなことを言い出すと、美雪も少し前のめりになって話に乗った。

「ディズニーワールドにしない?」

"ワールド?ランドじゃなくて、ワールド?"

その手の話に疎いボクは、一瞬そう思った。

「あ、それ、いいかも」

ミキちゃんがこれまた直ぐに賛同し、ボクの思考はかき消されてセンセと顔を見合わせたものの、賛同するしかボクたちに選択肢はなかった。

女性同士が盛り上がって、話がどんどん進んで具体化していくと、今度はユニバーサルスタジオがどうのこうのという話になってきていた。

「あの、東京と大阪、両方に行くの?」

ボクが軽率にも率直な疑問を投げかけると、女性二人は一瞬沈黙した。

そして次に、キャハハと声を出して笑うと言った。

「オーランドよ、オーランドぉ」

「オーランド?」

「うん、アメリカのオーランド」

「それに東京ディズニーランドは千葉よ」

ミキちゃんは真面目に説明してくれたが、美雪は話を混ぜっ返していた。

「アメリカ?えっ?ボク、パスポートなんて持っていないよ!」

「ボク、英語できないよ!」

センセとボクはそれぞれに、驚きの声をこんな形で発していた。

家が裕福な人の話は、時としてそうではない家庭の一般ピーポーの想像の域を超える。

新幹線ですら数えるほどしか乗ったことのなかったボクにとって、異国の地に向かうということはおとそ気分の抜けない軽い気持ちで決められるようなことではなかった。

センセも英語が嫌いで理系の道を歩んでいたので、外国と聞いただけでちょっとしたアレルギー反応を見せていた。

でもミキちゃんは、中学・高校を外国で過ごしているし、美雪のうちは金持ちなので、軽い気持ちどころか少し遠くの繁華街に買い物にでも行くかのようなノリで話は展開していった。

パスポートすら持っていないセンセとボクは、ただ、ただ女性二人の話を聞いているしかなかった。

「旅行社に就職した先輩がいるから、格安チケットがないか聞いてみるね」

ミキちゃんが言うと、連係プレイのように美雪が答えた。

「じゃぁ、私は父に頼んで安くホテルに泊まれないか、訊いてみる」

センセは美雪が大学に合格したときに美雪のご両親からボーナスをもらっていて、ちょっとした蓄えがあるようだったが、ボクは貧乏学生を絵に描いたような境遇だったので、ちょっと二の足を踏んでしまった。

「その場で異議申し立てをしなかったんだから、賛成可決!」

外国育ちの合理的なミキちゃんにはそう言われるに決まっているし、第一、お金の心配なんか言い出せる状況ではなかった。

ボクとセンセは女性二人に押し切られて、気がついたらパスポートの申請をする羽目になっていた。

かくして、ボクたちの少しエッチで珍道中となる旅行は着々と決まっていったのだった。

ミキちゃんのコネと美雪のお父さんの財力のお陰で、ボクたちは格安でオーランドなるところへ行けることになった。

でも旅行社がやってくれるのは飛行機とホテルの手配だけで、パスポートの申請とか、何だかよくわからないネットでの登録なんかがあって嫌な汗をかいた。

「ビザみたいなものよ」

当時のボクは、ビザとパスポートの区別もついておらず、あやふやだった。

当然と言えば当然なのだけど、裕福な家庭の美雪には自分で手続きをするノウハウなど持ち合わせていなくて、結局のところ、ミキちゃんがボクとセンセを手伝ってくれた。

嫌な汗をかきながら、ようやくボクたちは初めての海外旅行に行く準備が整った。

予定外の出費は痛かったけど、バイトを少し増やして頑張った。

本心を言えば、海外は兎も角、ミキちゃんと一週間も昼夜を共にするのだと思うと嬉しくて鼻血が出そうな一面もあった。

オーランドへは飛行機を2回乗り継いで到達する長い旅路だったけど、乗り換えの度に女性陣は免税店を見に行ってしまうので、ボクとセンセは航空会社のラウンジに二人で取り残されていた。

ラウンジを使えるのも美雪のお父さんのお蔭のようで、往路の便だけだったけど、ビジネスクラスにタダでアップグレードしてもらえていた。

学校で会うときはいつも4人で会っていたので、男二人で話をすることはほとんどなかった。

それに、話の主導権を握っているのはいつもミキちゃんと美雪だったから。

「ミキちゃんと付き合うのって結構大変じゃない?」

センセはいきなり核心をついた質問をしてきたけど、ボクはそれには答えずに曖昧に笑って見せた。

「ミキちゃん、いろんな意味で有名人だしさ」

「センセこそ、美雪って大変じゃないですか?」

最初の頃はデスマス調で喋っていた女性同士も、その頃にはタメ口でしゃべり合っていた。

でも、男同士というのは相手が3つも年上だとタメ口ではどうしても違和感があって、4人の間でボクがセンセに話しかけるときだけがデスマス調のままだった。

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