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【麻亜里似】隣室の人妻としてしまった話

愛知県/名無しさん(20代)からの投稿
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軽いレポートを仕上げていた。

なんだったか。「金槐和歌集についての私見」だったか。

部屋の戸を叩く音が聞こえた。

玄関先には、隣室の村崎さんが立っていた。

この人は人妻で、去年の秋に産まれたらしい赤ん坊がいる。

「どうしました?」

「うるさくなかったですか?すみません」

何のことだろうと思った。

レポートに集中していて聞こえなかったのかもしれない。

「大丈夫です。気になりませんでしたよ」

「すみませんでした。あの、これ、お詫びの印と言っては何ですが…」

タッパーに入っていたのはクッキーだった。

ちょうど何かつまみたいと思っていたので、何のお詫びか分からぬまま受け取ることにした。

「ありがとうございます。いただきます」

適当に挨拶を済ませ、また部屋に引きこもった。

クッキーは紅茶の風味がするもので、バターがよく効いていて美味しかった。

翌日、洗って乾かしたタッパーを返しに隣室を訪ねた。

「はーい」

ドタドタ聞こえて扉が開いた。

「篠宮です。これ」

「あっ!わざわざどうもありがとうございます!」

「いえ。とても美味しかったです。じゃあ…」

「あの…お茶していきませんか?」

「…え?」

予期せぬ提案に、僕は固まった。

いや、双方ともが固まっていたか。

「なぜですか?」

そう聞こうとしたが、村崎さんに纏う、あの人妻特有の生活感というか、そんな艶めかしさに魅了され、何も聞かずにありがたくお茶を頂くことにした。

「コーヒーでよかったですか?」

「あ、はい」

部屋の隅にある小さなベッドには、赤ん坊が眠っていた。

他人の部屋に入るのは久々のことなので、妙に落ち着かなかった。

無言。

遠くで自転車の鈴が鳴っていたり、子どもたちが公園ではしゃぐような声が聞こえたりした。

しばらくして、コーヒーが出てきた。

コーヒーは、白い陶器のポットを火にかけお湯を沸かし、丁寧にペーパードリップして淹れてくれた。

「どうぞ」

「どうも」

同時に出てきたお皿の上には、手作りらしいクッキーが。

コーヒーの良い香りもする。

「あの、どうして…」

「どうしてでしょう。自分でもよく分からなくて…。何となく、話し相手が欲しかったのかもしれません…」

照れたように笑った。

綺麗な人だな、と思った。

化粧っ気がまるで無いのに、肌艶が良く、シミ一つ見当たらない。

「主人、単身赴任なんです。もう一ヶ月は帰ってなくて。私も地元は長崎なので、こっちに知り合いも全くいなくて」

さみしそうに笑いながら言った。

「そうだったんですか…」

「学生さん…ですか?」

「はい。もうこの春で四年になりますけどね」

「じゃあ今年で…22…ですか?」

「そうですね。来年には働き出してると思うと、悲しくなります」

「フフっ、そんなものなんですかね。私、働いたことが無いので…。あっ、学生時代にアルバイトとかはありますよ?でも、それだけで」

「…おいくつなんですか?」

「23です。今年で4。意外と近いですね」

楽しそうに言った。

確かに、意外と近いが、聞けばそれくらいには見える。

茶会は、存外盛り上がった。

コーヒーは三杯進んだし、日は沈みかかっていた。

「あ、晩ごはん、食べていきませんか?学生さんなら、ごはん、準備するの面倒じゃないですか?」

にこやかに提案され、それもそうだと思ったので、食べていくことにした。

赤ん坊に離乳食を食べさせているのを横目に、どうぞお先にと言われ、僕はパクパク食べた。

「おかわり、要ります?」

「…もらいます」

村崎さんはフフっと上品に笑い、「はーい」と。

それから村崎さんも自分の食事にありついたが、その間終始僕がパクパク食べるのを見つめてきたので、恥ずかしくなった。

「ご馳走様でした」

「お粗末さまでした」

ほぼ同時に食べ終わった。

村崎さんは少食だった。

「もうついでに、お風呂も入っていってください」

それはどうなの、と今なら思うが、当時の僕にはその判断が出来ず、言われるがままだった。

「じゃあ、遠慮なく…」

お風呂はいつの間に入れたのか、もう沸いていた。

あたたかい、家庭的なものを口にしたのも、熱い湯船に浸かるのも、いつぶりのことだろう。

ご飯はいつもコンビニのものだし、身体を洗う時もシャワーで済ませてしまう。

一人暮らしを始める時は全部自分で出来ると思っていたし、そうするつもりでいた。

こうしてゆっくり熱い湯船に浸かるまで、今の自分の暮らしぶりに何の問題も感じていなかった。

不思議な日だ。

そう思いながら、頭を洗っていると、「ガチャ」と、浴室のドアの開く音がした。

「えっ?」

「ごめんなさい!!」

頭を掻く手が止まった。

「最初から…その…最初からこのつもりで…」

何を言っているのか分からなかった。

村崎さんは出しっぱなしにしていたシャワーを手に取り、僕の頭を流した。

「あの…怒ってます?」

濡れた顔を手のひらで拭うと、困り顔の村崎さんが僕を覗き込んでいた。

村崎さんは、タオルを一枚巻いただけだった。

「いや、その…怒るっていうか……なぜですか…?」

「なぜって……なぜでしょう」

僕もつられて笑ってしまった。

でもすぐ静かになって、僕たちは惹かれ合うようにキスした。

「んっ……んちゅ…んっ…」

壁に寄せられ、柔らかい胸の膨らみをタオル越しに押し付けられた。

甘い匂いと、唾液のまろやかな感じと、胸の柔らかさと。

そんなのを意識すると、僕のペニスはみるみる膨らんでいき、それは直ぐに村崎さんに察知された。

「…っっ!!」

「…触っちゃいますね」

膨張した僕のペニスに、村崎さんの冷たい手が伸び、そのまま扱きだした。

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